葡萄の一年
一般には手がかからない・・と言われているブルーベリーですが、
家庭菜園の域を超え、「農業」となると意外なことも多いもの。
ブルーベリーの1年をみてみましょう


 


春    萌 芽 〜 開 花
                         2月下旬〜5月中旬
春になると、「芽」が膨らみ始めます。ブルーベリーは「花芽」
と「葉芽」がはっきりとしていて、最初は、「花芽」から膨らみ
始めます。
 
 
萌 芽 〜 開 花


写真ではわかりつらいですね。枝先に花が付き、根元の芽か
らは葉が出ます。

 
この時期は葉も赤く、ブルーベリーと言うよりは、「ツツジ」のようです。
花が多過ぎる時はこの時期花を取ったりして数を減らします。
      (注・・この写真のみ、横林ブルーベリー園のもの)
萌 芽 〜 開 花

4月中旬〜下旬には花が咲き実止まりしていきます。
ミツバチさんたちにお世話になる季節です。
ここ数年はミツ蜂に加え、マルハナ蜂かクマ蜂だかが来訪します。
しかし、花のどてっ腹に穴を開けミツを吸います。

蜂の足に花粉が付かず、あまり良い吸い方ではないと聞きました。
萌 芽 〜 開 花


5月中下旬になると、実どまりもはっきりしてきて可愛い実
が着いているのがはっきりわかるようになります。
         春         萌 芽 〜 開 花              
                             2月下旬〜5月中旬               
 毎日が雨、雨の梅雨の時期。
私達人間は、葡萄のお世話の真っ只中。ブルーベリー園をのぞく
暇も在りません。
 そんな中、ブルーベリー達はたくましく実を毎日毎日少しずつ肥
大させていきます。また枝もこの時期にグングン伸びます。


        春          萌 芽 〜 開 花             
                          2月下旬〜5月中旬
永遠に続くかに思える梅雨ですがやはりそこは自然の摂理。
7月の中頃には終わります。

今度は収穫に向けての準備。その最初は「草刈」です。
ブルーベリーの草刈は実は大変。

株元は、草刈機で刈れません。なぜなら「バラ」のように、若い
枝が地中から生えてくるので、機械だとそれごと刈っちゃいま
す。手で草むしり。前かがみなので朝早くしないと、背中を太陽
に焼かれてしまいます。
 夏の草刈りも終わると、後は収穫を待つばかり。
あとは乾燥しないように潅水をします。かなり乾燥に弱い植物
なので、潅水は必須科目です。

我が家はほぼラビットアイ系のブルーベリーです。
名前の由来は、写真のように熟する前にウサギの目のように
赤くなるから・・だそうです。
萌 芽 〜 開 花
 摘み取りは真夏なので山とはいえ中々に暑いもの。
取れたての完熟ブルーベリーはバリうまです。
    春       萌 芽 〜 開 花         
                   2月下旬〜5月中旬
12月なると紅葉を始めます。品種によって真っ赤になる品種
や、かなり遅くまで緑のまま葉を残すものがあるんですよ。
    春      萌 芽 〜 開 花 2月下旬〜5月中旬         
冬の代表的な作業は、「剪定」。樹勢を見ながら、花芽
を落としたり、邪魔になる枝を落としたりと、半年先に答え
が出るゲームのようで面白いんですよ。
萌 芽 〜 開 花
また冬は土作りの季節。ブルーベリーの基本は何と言っても土作り。
ブルーベリーは酸性土壌で成育良好の樹木で、葡萄とはまるで
正反対。
我が園のような長年葡萄を栽培したアルカリ土壌は向きません。
PH検査をしてアルカリに傾いていれば土壌改良する必要があります。

上の白い大きな袋は、ピートモスです
ピートモスを土の半分くらい加えた上に硫黄を含んだサンドセットを
100グラム以上混ぜ、それでやっとPHが5.2くらいに・・・。
植穴150箇所を耕すのは重労働です。

また、地下部だけでなく地上部にも有機物が必要です。
 
厚く敷き土壌温度の上昇を抑えたり、雑草の繁殖も抑えますし
乾燥を防ぎます。この効果を得るのには10〜20センチの厚さが
必要です。

なかなか集めるのは大変です。
土つくりの作業は、開始から終了まで約2週間は続きます。
ビールのうまいことうまいこと。(笑)

そんなこんなで、ブルーベリー達は数ヶ月の冬を耐え、春を
待つことになります。